審美歯科は、虫歯治療や歯周病治療だけでなく、見た目が美しく健康な歯や歯茎にしていくことを目的としています。
最近は治療技術が向上し、手軽に美しい歯を手に入れられるようになったことで、
審美歯科治療を受けたいという方が増えてきました。
ただ「歯を白くすること」だけが審美歯科治療と思いがちですが、これは審美歯科治療の中でも1つの治療にすぎません。
口元を美しく見せるためには、歯そのものや咬み合わせなどの機能も併せて健康でなければなりません。
虫歯治療をせず歯を白くしたとしても、虫歯そのものは残ってしまい、いずれ悪化していきます。
歯周病の場合も同じで、そのまま放置しておくと、歯を白く見せても歯茎は汚く見えたり、
せっかく白くした歯が抜けてしまったりします。
また、歯並び・咬み合わせが 悪いと、笑ったときに美しい口元の印象は与えられません。
当院ではインプラントを使い、口腔環境全体の審美歯科治療を行っております。
- 水平的位置
- 垂直的位置
- 角度
- インプラントと天然歯との距離
- インプラント間の距離
水平的位置
唇面側に植立すると唇側歯肉は退縮傾向となる。
将来の修復物のマージンとなる位置から1-2mm舌側に埋入する。
垂直的位置
浅いと適切な辺縁史歯肉の形態作り難い。
深いと骨吸収及びインプラント周囲炎を起しやすい。
将来の修復物マージンより2−4mm深いインプラントヘッドの位置が良い。
角度
唇面に傾斜すると唇面歯肉は退縮傾向。
舌側に傾斜すると唇面歯肉は歯冠よりに位置する。
インプラントと天然歯との距離
最低 1.5mm。
離れすぎると歯間乳頭を保存するための補綴(審美)処置が難しくなる。
インプラント間の距離
3mm以上が必要。
インプラントとアバットメントの接合部から1.3〜1.4mmは骨吸収が起こると考えられる。
3mm以下であればインプラント間の骨が吸収 歯間乳頭の高さを維持することが困難。
離れすぎると審美的に難しい。
|